マニラ "20180612"

初めてのフィリピン、マニラ。10日間街を見てこの街の今と未来を考えてみた。2018年6月12日、ここから何かが起こる。

フィリピンの言語

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フィリピンは英語が公用語なので、基本的に

英語がどこでも通じる。

 

※完璧な英語の方もいれば、かなり訛りがあ

る人もいる。

 

その点、他のアジア諸国と比べて、言葉で困

るシチュエーションは少ないので、旅行者に

とってはとても助かる国。

 

ただし、英語はあくまでも「公用語」。

 

フィリピン人同士の会話は圧倒的に、タガロ

グ語(フィリピノ語)という印象。

 

僕も、いればいるほど、タガログ語を耳にす

るようになっていった。

 

ただ、タガログ語で話しかけられることは、

皆無。

 

この辺は感覚で使い分けているのだろうな。

 

 

他の地域はわからないけれど、マニラに関

しては、多くの人々がバイリンガル状態。

 

これは、すごいこと!

 

日本でバイリンガルと名乗れる人は、恐ら

く、数パーセントしかいないと思う。

 

外国語、フィリピンの人にとって、英語は

外国語とは呼べないが、母国語以外の言語

を喋るということは、もう一つの自分を手

にいれることに等しい。

 

コミュニケーションだけでなく、アイディ

アの源泉になったりとあらゆることにプラ

スの効果をもたらす。

 

シンガポールやマレーシアもそうだけれど、

バイリンガル国家に住む人は殊の外優秀な

人が多い。

 

経済発展ばかりに目が行きがちだけど、

フィリピン人のポテンシャルも侮れないと

僕は思う。

 

逆に英語すら話せない日本の行く末は・・・。

 

 

今回の10日間のマニラ滞在中、僕は英語し

か使ってはいないけれど、根っからの言語

マニアなので、タガログ語辞書も買ってみ

た。

 

タガログ語の知識は全くないけれど、時折

スペイン語由来の単語が耳に入って、はっ

とすることがあった。

 

実は、フィリピンの言語構成は複雑で、

母国語として使われているのは172もある

そうだ。

 

それぞれの島や地域で使われた言葉はもち

ろん、スペイン統治時代が長かったので、

未だにスペイン語を母国語とする人達もも

ちろんいる。

 

スペイン時代から続く名家は、お嫁さんを

わざわざスペイン本土から呼び寄せて、血

と言語が途絶えないようにしているとか!

 

 

日本にいると、日本語だけで用が足りるし、

海外に出たら英語が通じれば何とかなると

思っている人が大半だと思う。

 

もちろん、それはそれで間違ってはいない

けれど、言葉と言うのはそんなに単純じゃ

なくて、歴史と環境に大きく左右されてき

た。

 

英語をオールマイティの存在にするのでは

なくて、訪れた先の言語にもぜひ耳を傾け

てもらえば、思わぬ発見があるはず。

 

172もあれば、色々と楽しめると思う。

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