マニラ "20180612"

初めてのフィリピン、マニラ。10日間街を見てこの街の今と未来を考えてみた。2018年6月12日、ここから何かが起こる。

チップは「プレゼント」

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チップ文化のない日本で育った人にとって、海外旅行の時のチップはすごく気になるところ。


チップの習慣も国によって様々で、

アメリカのように事実上義務化されているところ、それはそれで変なんだけど、もあれば、

「あげた方がいい」というなんとも分かりづらい国まで本当に千差万別。


フィリピンは、「必要」という認識で問題ないと思う。

人が余っている状態なので、実はかなりチップを必要とする場面は多い。

ホテルに着いたら、ドアマンがいて、荷物をフロントまで運んでくれる。

チェックインの後は、部屋まで荷物を運んでくれるポーターさんがいる。

ベッドメイキングの方へのいわゆる枕銭も必要。

他に、用事をお願いしたら、例えばタクシーを呼んでもらう、セキュリティボックスが開かなくなったので来てもらった、場合にも当然チップはあげた方がいい。

割とこれらは初日に発生するので、まだ気持ちがチップモードになっていない時は要注意。

その後の滞在が気まずくなったりします。

また、初日気をつけたいのが、小銭の用意。

現地で両替をすると、大きな札しかくれないことが多くて、チップ用の小銭やお札が枯渇することがある!

仕方なく大きめのお札を払わざるを得なくなるので、可能なら小銭の用意をしておきましょう。


他に必要な場所としては、レストランとタクシー。

レストランはサービス料10%が含まれている場合は払う必要はないんだけど、

はっきり言って、じっくりレシートを見る余裕ないので、迷ったら払ってしまうのがベター。

もちろん、サービスが酷かったり、すごく不味かったら払わなければいい。

目安は10%と言われているけれど、お店によっては小銭程度で良い気もする。


タクシーは明らかにボラれてない限り払いましょう!

こちらも10%〜15%くらい。

僕は、マニラ滞在中、Uberをずっと使っていたのは前述した通りだけど、

チップは25%くらいあえて払っていた。

自分の評価点を上げるのももちろん、Uberの制度をもっと普及して欲しいという気持ちから。

そもそも料金が400〜500円くらいなので、40円と100円の違いしかない。

たった60円でwin-winの関係が出来るんだったら、僕は払う方を選ぶ。


そもそもチップって、義務感から払うものじゃなくて、何かをしてもらったお礼のプレゼントだと僕は思っている。

だから、僕は、チップの習慣がある国の方が好き。


日本だと、どんなに素晴らしいサービスを受けても、頭にくるサービスをされても、同料金払うことになる。

少し上乗せすると、感謝されるごとろか、怪訝な印象を与えてしまって逆効果。

これってどうなの?って正直思う。


ほんのちょっとお金を払うことで、自分を好印象にできるチップは個人的にはすごくありがたい。

例えばこんなことがあった。

昨年の秋にカザフスタンのアスタナに行った時のこと。

あるレストランに1人で行った時、
バーテンダーさんとウェイトレスさんがすごく親切にしてれた。

会計の時、あえて僕は相場の倍以上のチップを置くことにした。

そして、次の日、同じレストランに入った時、
バーテンダーさんは満面の笑顔で握手を求めてきた。

たった2日目で常連扱いですよ。

しかも、小皿1品サービスしてくれた。

これがチップの威力。


チップを相場以上あげる行為は、
イコール、あなたのサービスを評価しています、と言っていること。

評価されて嫌がる人なんていないでしょ。


チップははっきりとした額は当然決まっていない。

ということは、客側が決められる。

つまり、イニシアチブを取れる。

これをポジティブに活用しない手はないでしょう。

だったら、チップは嫌々ながら払うのではなくて、

いっそのこと、プレゼントをあげるつもりで額を決めてみよう。

そうすれば間違いなく、素晴らしい何かがもたらされるはず。

ぜひ、チップを逆手にとって楽しんでみてくださいね!